NCYニュース

報告 書き損じハガキ回収キャンペーン(認定NPO法人ハンガー・フリー・ワールド)

くらしを考える委員会では社会貢献活動の一環として、飢餓のない世界をつくるために、アジアとアフリカで支援活動をする「ハンガー・フリー・ワールド(HFW)」と協力し、書き損じハガキや未使用切手などの回収に取り組んでいます。

2023年の回収結果

 2023年(第22回)は1月から5月までの通常キャンペーンと、9月から11月までの緊急キャンペーンの2回の回収を行い、214件のご協力をいただき、換金額は45万8,688円となりました。ご協力ありがとうございました。

 昨年5月には、くらしを考える委員会でHFWの事務所を訪問し、職員の方より活動についてのお話を伺いました。また、集まった未使用切手の仕分けのボランティアを行い、組合員さんの温かいお気持ちが確かに届き、支援につながっていることを確認しました。

2023ナチュラルコープ回収結果

(1回目と2回目の合計金額)

未使用・書き損じハガキ 162,150円

未使用切手       176,240円

使用済み切手       3,852円

ブルーチップ、グリーンスタンプ 7,480円        

商品券          58,470円

中古CD・DVD・ゲーム  5,136円

金・プラチナ       22,480円

外国紙幣         22,880円

                   合計  458,688円

ハンガーフリーワールドとは

 人々が飢餓に陥る原因は複雑な要因が絡み合っているため、HFWでは政治、経済、社会を変えるための複合的なアプローチを行っています。

 現在、バングラデシュ、ベナン、ブルキナファソ、ウガンダの各拠点で、現地スタッフが、人々が自立して栄養や保健衛生、教育などの問題を解決できるよう活動を続けています。生活が改善し、自立の道筋がつけばHFWはその地域から撤退します。

 2021年末、これまでHFWブルキナファソ支部が活動してきたクブリ郡の4ヵ村では支援を終了しました。現地の協同組合が支援がなくても自立して活動できるようになったからです。活動地全体がHFWの支援を卒業するのは初めてのことです。

栄養価の高い食材やその調理法を
伝えることで地域の栄養改善に貢献
栄養価の高い食材やその調理法を
伝えることで地域の栄養改善に貢献

認定NPO法人ハンガー・フリー・ワールド 書き損じハガキ回収キャンペーン
HFWの支援から卒業した4ヵ村の女性組合の代表とHFWブルキナファソの事務局長が宣誓書に調印

HFWよりお礼の挨拶

 この度は、「書き損じハガキ回収キャンペーン」にご協力頂きまして、誠にありがとうございました。感謝を込めて報告書をお届けいたします。みなさまからいただいた物品は国内で換金し寄付金とさせていただきます。

 現地の人々が自らの手で栄養ある食べ物を持続して得られるようになるための取り組みに充てさせていただきます。

(中略)

 世界的な食料価格高騰、気候変動などによって飢餓人口は増加の一途です。

 ハンガーフリーワールドは、いっそう気を引き締めて活動を続けてまいります。鎖の輪は最も弱いところから切れるように、食べることができない最もぜい弱な層への支援は、持続的な社会の鍵となります。日本を含めた世界の食料安全保障が持続可能になるよう、ご協力を何卒よろしくお願いいたします。