長く続くであろうウィルスとの戦いに備えてできる環境作り 〜生活アートクラブ 富士村社長からのメッセージ第一弾〜
〜日用品やぬか床でお世話になっている生活アートクラブ 富士村 夏樹 社長よりナチュラルコープ組合員へのメッセージを寄せていただきました〜
人類が予期しなかった新型コロナウィルスの発現によって、いま、地球上のすべての人達が嘆き苦しんでいます。第三次世界大戦はウィルスとの闘いだった、とも囁かされています。現在の医学では対処できない猛威を振るうウィルスを目の当たりにし、世界は、まず人との接触を避ける「ステイホーム」から実施、そして専門家によるウィルスの特性を検証しつつ、段階的な経済回復への交流の仕方を模索しています。
殊に経済面に於いては、海外依存症ともいうべく「日本の産業構造の脆弱性」を、私たちは改めて直視し、反省しなければなりません。コロナ初動期に、中国産のもやし(※)が入手出来ないラーメン屋さんが国産のもやしを使うだけで赤字に転じてしまう価格訴求でこれまでやってきたのでしょうが、果たしてこれで良いのでしょうか?これまで中国ビジネスで一過性に潤っていた企業は今後苦境になる事は必至です。国産主流の産業構造に抜本的に見直す事が急務です。(※もやしの原料である豆は、ほぼすべて中国から輸入しています。)
一方、個人の価値観にも影響が出てきています。人々はいま、家族や友人、仲間との交流がいつものように、あたり前にできない事によって、改めて自分と対峙する時間ができる事で、自身の生活や本当に愛するものを立ち止まって考えれる時間にできている様にも感じます。家族と共に、また大切な友人や周囲の仲間と共に、将来、どんなライフワークが理想なのか、そしてどんな国を、どんな未来を望むのか、を考える事ができる良い機会なのではないでしょうか。一国のリーダーを選出しているのも自分自身の一票であるという責任をもって、政治や選挙にも積極的に参加しなければなりません。これまであたり前に疑問すら感じなかった事が、いまコロナによって省みる機会を与えられているのかもしれません。
いま、人類は世界のどこかの国で研究開発される抗ウィルス薬をいつか、いつかと待ち望んでいるのだと思われますが、例え開発されたとしても、それで万事解決、と思ったら、人類は再び同様の新種ウィルスの脅威に晒される事になるでしょう。なぜなら、新種ウィルス発現の繰り返しは紛れもなく人類が生み出した結果だからです。地球の森林破壊、海洋汚染、制限のない合成薬剤の投下、いのちのない食品の氾濫、経済動物化された家畜や魚、遺伝子組換え食品、ファストファッション、原子力発電、そして耐性菌を上塗り消毒する抗生物質の開発と乱用、、、。すべて人類が経済優先主義で「いのち」を軽率に扱ってきた「ツケ」の様に思えてなりません。
ウィルスと共存していかなくてはならない社会に於いて求められるのは、からだの抵抗力を高める事、これが最大の自衛手段となるのではないでしょうか。
生活アートクラブ社長 富士村 夏樹
腸内環境を整えて免疫力を高める為に 〜生活アートクラブ 富士村社長からのメッセージ第二弾〜