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ポリ塩化ビニル使用商品の 取り扱い基準を見直しました

 

2022年8月5日開催第3回理事会で決議され、ポリ塩化ビニル(以下、塩化ビニル)を含む商品の取り扱いについて、次の通り運用基準を見直しました。

◇ポリ塩化ビニル<polyvinyl chloride:PVC>とは?

合成樹脂(プラスチック)のひとつです。塩化ビニルは可塑剤や安定剤の添加により、硬軟が自由に変えられ、劣化にも強いなどの特徴があり、さらに安価なため、その用途は多岐に渡ります。
しかし、塩化ビニルは焼却時にダイオキシン類など有害物質を発生させることや、添加剤の有害性などが懸念されています。

◇ナチュラルコープ独自の商品選定基準

ナチュラルコープでは組合員の安心・安全を考慮し、取り扱う商品について独自の選定基準を設定しています。(選定基準の詳細は、こちらからご覧いただけます
この独自の基準では、生活雑貨品において「塩化ビニル・塩化ビニルデンを使用したものは取り扱わない」と定めています。ただし、企画商品(なちゅらる本誌以外の取り扱い品)では、その必要性を考慮し、一部使用を認めていました

◇取り扱い基準(運用基準)見直し

しかし、利便性・汎用性の高さから塩化ビニルが様々な商品に使用されており、取り扱うか否かの運用基準が曖昧になってきました。
そこで今回、選定基準は変更せず、一部取り扱いを認めていたものに関して運用基準をより明確に定め直しました。
これにより取り扱いする商品は以前と変わりますが、今後も予防原則に則り、ポリ塩化ビニルの削減を目指します。

運用基準
塩化ビニル類の使用がある商品について生活上不可欠など必要性を考慮した上で取り扱うことが出来ます。その中で特に塩化ビニルを主体とした商品については必要性を十分に注意し取り扱うものとします。
防災用品、福祉系用品などは非常時・日常で生活上不可欠となる為取り扱いを認めます。
一方、食品に触れる、または直接口に触れる商品については取り扱いを禁止します。
*商品材質の調査時に出現し、取扱い判断ができない商品については供給を禁止します。