一人ひとりが大切にされる社会を〜神奈川県生協大会報告〜
生協大会は神奈川県の生協が一堂に集い交流を深める場で、ナチュラルコープからも理事、組合員が参加しました。
今年は国際協同組合年にあたるので、協同組合、生協の原点を学ぼうと、賀川豊彦記念松沢資料館常務理事の刈谷雅夫氏による講演が行われました。
基調講演「賀川豊彦の協同組合 思想と実践」刈谷雅夫氏

刈谷氏から、
「生協の組合 員でも賀川豊彦について知らない人が多いので、どのよう な社会を作りかったのかを今日は知ってもらいたいです」
から始まりました。
賀川豊彦は1888年、神戸市に生まれました。1909年、21才の時に神戸の貧民街で救済活動に乗り出し、 「スラム街の聖者」と呼ばれました。 救済活動を続けても状況は進展せず、個人の力の限界を感じアメリカへ留学。その経験をもとに帰国後「貧乏にならない仕組みを作ろう」と労働組合運動と生協運動を同時にスタートしました。
生協運動としては労働者の生活安定をめざし、お互いに協同して生活を守り合う消費組合の創設を考えました。そして不況の真っただ中で生活必需品の高騰で人々の生活が 苦しくなる中、1921年に 「神戸購買生協」を創設しました。
1923年に関東大震災が起こると、いち早く被災地で災害支援活動に乗り出し、「災害ボランティア」の先駆けとなりました。
また、昭和初期の農村僻地 における医療が受けられない 状況を改善するために、医療組合の設立に奔走しました。 この運動が、政府による国民健康保険法制定への動きを後押ししました。これは賀川の大きな功績となっています。
1951年に生協の全国組織である日本生活協同組合連合会が設立され、賀川豊彦は初代会長に就任しました。創立総会では「平和とより良き生活のために」というスローガンを掲げました。
生協は助けあいによる生活の安定と向上をめざす組織で賀川豊彦の説いた「協同組合の中心思想」(理念)は今も生協活動の支えとなっています。
参加者の声
★賀川豊彦のことを全く知らなかったので、詳しく知ることができて良かったです。
★素晴らしい功績を残した人なので、もっと社会に広めていけるといいと思いました。
★さっそく世田谷の松沢資料館へ行ってみました。
生協紹介
後半は参加生協による「60秒で生協紹介」が行われました。
ナチュラルコープは商品委員会の委員3名が登壇し、
組合員の目線で商品の選定に関わっていること、
組合員が主体となりイベントを行っていること
などを紹介しました。
会場内には各生協の出展ブ ースが並び、賑わいを見せて いました。

