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ネットで注文未来の子ども達の為に私達ができる事〜生活アートクラブ 富士村社長からのメッセージ第三弾〜
〜日用品やぬか床でお世話になっている生活アートクラブ 富士村 夏樹 社長よりナチュラルコープ組合員へのメッセージを寄せていただきました〜
国内外の政治・経済は下より、地球環境問題も含め、著しいスピードで世の中が変わっていっています。
社会が、国が、企業が未来を考えずに今を生きる事だけを考えている気がしてなりません。そして、自分たちの生活がいかに自分たちの知らないところで知らないことが行われ成立しているのかを知ると、食品の裏側、遺伝子組み換えやゲノム編集、グリホサートやネオニコチノイド系農薬、種子法廃止、原発問題、森林荒廃、竹害、海洋資源と森林需要、児童労働問題、ファストファッション等々、ありとあらゆる社会問題が山積している事に気付きます。
その為にも自分達が求めるものが何なのか、どういう未来を望んでいるのか、についてもっと考える必要があります。
世のビジネスモデルの大半は賃金や原料の仕入コストをいかに切り詰めるかに必死です。アパレル業界では、農夫や工場で働く安い賃金を求め、中国から東南アジア諸国、バングラディッシュ、インドへと移動を続け、多くの消費者はほとんど無自覚に安い商品を求めて買い物に熱中しています。
ファストファッションによって生産から廃棄に至るプロセスで環境破壊は極端に進行しています。「人の不幸の上にファッションは楽しめないわね」という声がご婦人方を中心に上がるようになっているのは、安い商品の裏側で起きている「悲劇」に気付き始めた消費者が増えてきている証です。
例えとしてファッションの世界を取り上げましたが、衣・食・住すべてに於いて、物質的に満たされてこそ幸せだ、という考え方が広告ビジネスの主流となり、ほんとうに大切なもの、本質や価値の訴求を選択するよりも、安売り、抱合せ販売、ポイント還元等お買い得感だけで消費者の購買欲をあおる様な消費者を惑わす絶え間ない広告ビジネスの誘導によって「慰めの源」となっている現状があります。
ものづくりの裏側事情を知る事、これはとても大事です。日本が世界で一番遺伝子組み換え作物を食べている、という実情も天笠先生の講演で初めて知った人たちがたくさんいらっしゃいます。世界売上ナンバーワンの「ラウンドアップ除草剤」の有効成分の農薬・グリホサートは、発がん性の疑いが強く、使用禁止や規制強化に踏み切る動きが欧州やアジアで広がっています。しかし日本は逆に規制を大幅緩和しており、消費者の間で不安が高まっています。グリホサートは国内で販売されているスナック菓子からも検出しているにも拘らずです。私たちの心配や不安は「わからない」という事に阻まれてきました。
ナチュラルコープヨコハマさんでは、組合員さんが望む未来を実現する為に、社会的背景を知る情報発信の機会を作ってくださっています。ここに生協活動参加の意義があると思います。しっかり中身を見て、価値あるものを選択して生活する、これからは売れるものを買う時代から、買わなくてはならないものをどのように買っていくかの時代、それが、未来の子ども達の為に行う私たちの責任だと思います。
生活アートクラブ社長 富士村 夏樹
腸内環境を整えて免疫力を高める為に 〜生活アートクラブ 富士村社長からのメッセージ第二弾〜