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第14回GMOフリーゾーン全国交流集会 in成田(3/2~3)参加報告

「GMOフリーゾーン」とは、遺伝子組み換え作物を栽培しない地域のこと。その地域を増やす運動を広める為、多くの生産者・メーカー・生協・諸団体が日本全国さらに海外から300名以上が集い、意見・情報交換等を行いました。

 

初日の催し

一、「ゲノム編集食品―私たちはモルモット」と題した天笠啓祐氏の基調講演

二、地元生産者からの報告

三、GMOフリーゾーンに関する報告

・運動国内団体報告

・国際活動報告(韓国・台湾・欧州国際会議)

四、懇親会

関心度の高いテーマとあって、ナチュラルコープからも数名の理事が参加しました。
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ゲノム編集とは特定の遺伝子を壊す技術で、筋肉が増え続けるブタの生産などが可能になります。

でも人間の目先の利益で壊してよい遺伝子などありません。ゲノム技術でエイズになりにくい赤ちゃんが中国で誕生し話題になりましたが、その後の研究から、インフルエンザで重症になりやすいとの報告があります。

ヨーロッパでは予防原則として厳しく規制されていますが、現在の日本では野放し状態です。遺伝子組み換えにもゲノム編集にも〝NO!〟と言い続けることが大事だと再確認しました。食を選ぶことが未来につながります。

(理事:正司)
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「生命体も遺伝子も絶妙なバランスのネットワークの上に成り立っている。命の仕組みとして要らない遺伝子はない。なのに、これを切ったり貼ったりして操作する事は命をもて遊んでいるのと一緒です」という天笠先生の言葉が印象に残りました。

又、ゲノム編集技術により世界の環境と私たちの食卓はこれから増々脅かされると感じました。交流集会のキャッチフレーズ〝守ろう、子どもたちの未来〟が重く心に響いています。

(理事:永嶋)
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日本は遺伝子組み換え作物の輸入大国だそうです。飼料や様々な食品に使われ、完全に避ける事が難しくなっています。更にGMジャガイモが加工用として承認され、フライドポテトになるという話でした。ジャガイモの加工品だともしかしたらGMO?と想像できそうですね。

これらの事実を私達が身近な人に広め、疑わしきものは買わない、食べないようにすることで反対の意思を示していけたらと思います。

(理事:小金澤)