調べるビーチクリーン&地引網 報告
11/16(土)於:鵠沼海岸 主催:くらしを考える委員会 共催:やまゆり生協
協力:NPO法人湘南クリーンエイドフォーラム
湘南クリーンエイドフォーラム 五十嵐さんのお話し
4つあった地引網が3つに減り、今は観光地引網として残っていますが、後継者不足であと何年できるか心配しています。ゴミ拾いだけでは心が動かないので、地引網も年間60回実施しています。海を守ろうと動くのは楽しい活動だと実感して欲しいです。
ここは相模湾の中心ですが、全国で魚が3000種いる中で、相模湾だけで1000種類くらいもいると言われています。
今日は、大きいゴミは余り見当たりませんが、5mm以下のマイクロプラスチックを拾いましょう。拾うことで海の生物を助けることになります。
ビーチクリーン
それぞれが紙コップを持って拾い、五十嵐さんから集めたごみの説明を聞きました。
注射器→→→踏んだり触ったりしないこと。犬や猫の糖尿病治療用のものが多い。川では1回に数十本見つかることがあります。
猟銃の薬きょう→→→回収されずに流れ着きます。
たばこの吸い殻→→→多い。時間の経っている物が多いです。
ゴミは生活に密着しており、社会の仕組みや人が変わると変化します。レジ袋有料化でレジ袋のゴミは減りました。生活の中でゴミをなるべく出さない様にしましょう。
2050年までに、海中のプラスチックの重量は魚の重量を超えると予測されています。
しかし拾えるゴミは海の中にたまっているゴミの1%にも満たないと言われています。
魚はマイクロプラスチックを食べると喉につまらせたり消化器官が傷つけられ食べられなくなり栄養失調になってしまいます。そしてマイクロプラスチックより小さいナノプラスチックが食物連鎖を通じて私達の体内にまでたどりつく可能性もあります。
江戸・明治・大正時代にはプラスチックはなく、1960年代頃まではプラスチックがなくても困りませんでした。
環境と経済のバランスをうまくとるような世界を子ども達に作って欲しいですね。海を守るには海で遊んで海を好きになることが大切です。
地引網
2手に分かれて、沖のオレンジのぶいが海岸に着くまで皆で引っ張りました。大人も子どもも20回位往復しました。
スズキ、イトヒキアジ、カンパチ、コウイカ、アオリイカ、イナダ、シラス等々豊漁で、一家族一匹ずつ持ち帰りました。子どもも大人も直接触って、生きている魚の感触を確かめました。
湘南クリーンエイドフォーラムの五十嵐さん、ありがとうございました!