白井エコクラブ中村さんを訪問しました

白井エコクラブの中村さんは、現在10ヶ所にわたる畑を管理、生産しています。
とうもろこし・枝豆を発芽させて、収穫時期を少しずつずらして畑に定植していく作業に追われていました。

生分解性マルチを知っていますか?
草を生やさない、病害虫の予防、温度湿度を保つためなど用途は様々ですが、分解されて土に戻るので取り除く手間がいらない、また環境にも優しいのです。が、中村さんの畑は微生物が多いので分解が速く、まだ必要な時期なのに分解されていってしまうそうです。
それだけ、安心安全な環境で作物を育てている証拠ですね!!
中村さんの堆肥について

籾殻、馬糞、米糠、おが屑を混ぜて、3年かけて作ります。湯気が上がり発酵しているのが見て取れます。
これが豊かな土を作り、美味しい作物を育てるのですね。

手作りの活性水(柿渋と鉄などで作った自前の肥料)が、作物の成長を優しく助け ているそうです。
堆肥一つとっても試行錯誤を繰り返し最良のものを作り使用していることに感動!

それぞれの畑がキチンと手入れされ、ヨーロッパの畑が思い浮かぶように綺麗でした。

野生動物との戦いも大変なようで、高価な電気柵を必要な畑へと移動して使用するとか、大変な手間だなと 思いました。
毎日、作物と草との競争を見守り「草に負けないように」草刈りをしていく、薬剤を使わずに作物を作るためどれだけの手間をかけることか。
脱帽です。
中村さんの作物は、収穫すると直ちに冷蔵して、夜中にナチュラルコープに運んでくれています。
いくつもの手間を重ねて届く野菜は、私たちも心をいただく思いで、有り難く食べたいと思います。
農家見習い日記 2023.5.30 商品委員会より