食べる・学ぶ・作る

生活アートクラブ学習会を行いました!

くらしを考える委員会企画 2/5(月)商品センターにて

生活アートクラブ学習会富士村社長

 「エコデパ」でお馴染み、生活アートクラブ代表であり創業者の富士村夏樹氏をお招きし、商品学習会を行いました。
「約3.500種ある取り扱い商品はすべてに意味がある」という富士村氏の言葉通り、商品一つ一つの背景には、環境問題、社会問題、健康問題などの「いのち」に関わる問題に真摯に向き合ってきた軌跡がありました。

◇生活アートクラブとは

 エシカル&エコロジーに特化した、生活雑貨および食品のメーカー総合商社で、今年創業23年を迎えます。特長は社内にデザイナーを8名抱え、カタログチラシや商品を自社で作成していること。特にカタログチラシでは、放置竹の問題に着目し、国産の竹を使用したオリジナルの竹紙を開発。年商約22億円の中で、年間の印刷経費に約3億円かけるこだわりようです。

◇商品へのこだわり

 生活アートクラブの製品取り扱い基準は、

・水を汚さない
・COを出さない
・出処が明確
・有害化学物質を使わない
・フェアトレードされている
・国産のもの

これらを原料の段階から証明できるものを取り扱っています。

◇商品紹介

学習会では商品を実際に手に取りながら、その良さや商品化への背景を伺いました。今回はその中で特に好評だったものをご紹介します。(商品写真は生活アートクラブHPより)

スタッシャー

スタッシャー

原料はピュアプラチナシリコーン(天然の鉱物)100%

電子レンジ、オーブン、湯せんでの調理、冷凍での保存などが可能!㏋には多彩なレシピ集が掲載されています。

アニマルウェルフェアレザー

アニマルウェルフェアレザー

アニマルウェルフェアで育った豚の皮を環境や人に優しいタンニン鞣しで仕上げました。

ささ和紙製品

「ささ和紙」は、和紙にくま笹を漉き込むことで、それぞれの長所を融合させた新しい素材、SASAWASH(キッチンクロス)やアームカバー、靴下などがイチオシです!

◇システムチェンジが必要

 学習会の終盤では、生活アートクラブ創業のきっかけともなった「青森ヒバ」「フィトン」「ヒノキチオール」、そして現在問題となっているネオニコチノイド系農薬や、健康と腸内細菌の関係など、話は多岐に及びました。
私たちの健康と地球環境は大きく関りを持っており、今こそシステムチェンジ(現在の社会システムを変える行動)が必要なのではないかと富士村氏は問いかけました。

生活アートクラブ
竹紙を使用したカタログチラシ。紙面の大部分を商品の背景(環境や社会問題)の説明に費やし、商品の掲載は残りのわずかなスペースになることも。
「商売下手と言われますが、わが社はこれで良いんです」と富士村氏の言葉に揺るぎない信念を感じます。

◇参加者の感想(一部抜粋)

▼子どもがまだ小学生ですが、この子たちが大きくなった時、取り巻く環境はどうなっているのだろうと不安になります。ですが、今日のお話を聞いて、ナチュラルコープヨコハマを通じて日々の生活を整えていくことが、大きな活動を起こさなくても何か力になるんだな、と勇気をもらえました。

▼生活アートクラブさんの商品を使うととても気持ちが良くなります。これからも気持ちよく、環境に配慮した生活を続けていこうと思います。

▼環境問題は考えるたびに絶望的な未来を想像せざるを得ませんでした。でも、こんなに頭だけでなく、行動して会社で企画して商品をつくっている企業があるなんて驚きです。とても良いお話をありがとうございました。

▼たくさんお話を聞けましたが、興味が尽きません。もっと聞きたかったです。スタッシャーや竹布。今度買ってみたいものがたくさん見つかりました。コスト優先の世の中で、原料が木材のパッケージなどを使っていることに感心しました。

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