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重点医療機関へ寄付金とパン、ジュースを寄贈しました!

新型コロナウイルス緊急支援募金ご報告

新型コロナウイルス緊急支援募金ご報告1

新型コロナウイルス感染の中等症患者を集中的に受け入れている重点医療機関は、依然として厳しい経営状況が続いています。皆さんからのご支援は、寄付金とパン、ジュースというかたちで、最前線で奮闘する重点医療機関へ寄贈しました。メーカー・生産者支援も合わせて行い、生協ならではの繋がりを大切にした取り組みができました。

組合員皆さんの温かいお気持ちに心から感謝申し上げます。

[新型コロナウイルス緊急支援募金]

総額68万2000円となりました。

[支援先]  ・神奈川県立足柄上病院

     ・横須賀市立市民病院

     ・神奈川県立循環器呼吸器病センター

[支援内容]・ 寄付金 各15万円

     ・かもめパンの菓子パン

     ・ジュース

足柄上病院訪問  7月30日(木) 報告 豊田理事

県西松田町にある足柄上病院は「ダイヤモンド・プリンセス」の患者を受け入れた病院です。当時は、職員・スタッフが院内のソファやキャンピングカーで寝泊まりした時期もあったそうです。

組合員である医療従事者から「仕事で疲れたときは簡単に飲食できる甘いものが喜ばれる」と聞き、選びました。菓子パンは、コロナによる一斉休校で給食のパン製造が、大打撃を受けたかもめパンから、ジュースは、今回の豪雨被災地の九州や長野県メーカーから購入し、支援しました。

牧田浩行病院長は
「コロナ対応のメイン4人への援助が国からまだなく、病院経営は非常に厳しいが、コロナ不況でどの業種も大変な中、支援に心がふるえます」と話されました。

横須賀市立市民病院訪問  8月6日(木)  報告 遠藤常務理事

4~6月は、大規模な赤字を計上したと話されたのが一番印象的でした。
コロナ患者を収容することで、風評被害が起こり、一般者の利用が減り病院としての経営に大きな打撃を受けたとの事です。幸い神奈川県、横須賀市、地域事業や市民の方からの援助金、寄付などに助けられたとのこと。一般の病院では、倒産してもおかしくないとのお話も。ニュースで取り上げられる病院の倒産は、身近な話と思いました。風評被害での倒産、医療崩壊など、最悪の道へとならないように保障など、政府の早急な対応が必要と感じます。

今後も続いていくコロナウイルスとの闘い(共存)は、正しくウイルスを恐れ継続的な個々の予防、医療従事者への感謝の気持ち、支援、応援が必要と思いました。医療に関わる全ての方々に感謝です。また、飲食業、サービス業、観光業など、全ての業種の方々がコロナウイルスによる悪影響が一刻も早く収束することを願います。

 

神奈川県立循環呼吸器病センター訪問 8月6日(木) 報告 永嶋理事

神奈川県立循環器呼吸器病センターは重点医療機関として2月よりコロナ患者を受け入れています。結核専用病棟(40床)を利用し、外来とは完全に隔離していましたが、一般患者は激減しました。当初は業者の来院拒否、看護師のタクシー乗車拒否など少なからず風評被害を受け、入院患者のリネン類クリーニングも外注できず、使い捨てせざるを得なかったそうです。「コロナ患者受け入れによる国からの補償はありますが、一般病棟に補償はなく、限りある備品の節約に苦慮し、防護服着脱も頻繁に行えませんでした」とのお話も。

一方で、たくさんの支援もあったそうです。

「この度の寄付のお申し出は大変有難いです。医療従事者に感謝してくれる事、又それを支援金という形にしてくれた皆様の行動力に感動申し上げます。私達は当たり前の事をやっているだけですが、寄せられた気持ちはとても励みになります」との言葉に頭が下がる思いです。

お盆休みもなく、防護服の暑さにも堪えて頑張る医療従事者の皆さんへ、これからも「ありがとう」を伝え続けたいです。

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