東北米生産者訪問レポート 2025年ナチュラルコープのお米は?
昨年の12月、神林理事長と領家常務理事が、宮城の黒澤さん、秋田の山田さん、山形の庄内協同ファームとおきたま興農舎を訪問し、日頃のお礼と2025年の米状況などについてお話を伺ってきました。

黒澤ライスサービス

黒澤さんのところでは、100ヘクタールの田んぼで米栽培をしていることに驚きました。また、肥料、除草、風通しなど、手を掛け、愛情をかけて米を栽培していました。
他に能登支援を始め、社会貢献活動にも力を入れています。
「生産者は常にステップアップをしていかなければならない」と、熱く語ってくれました。
ライスランド大潟

山田さんのお話では、2024年5月に秋田県は気温30度超えになり土中の微生物が活発になり過ぎたり、カメムシ被害も多かったとの事でした。
肥料は有機肥料、殺虫剤は不使用で、量より味を重視して栽培していますとのこと。今後は、味を落とさず収量を増やしていきたいと語っていました。
また、精米のこだわりで、香を大切にして削っており、米の周りの油分が多く、給水が悪いので、浸水時間を長くして炊くと美味しいそうです。
庄内協同ファーム

米は15名の農家で計80ヘクタールを栽培しています。そのうち35〜38%が有機栽培との事でした。
有機肥料を使用し、害虫対策はしていません。2024年は88%の生産量だったそうです。
肥料や資材等は協同ファームで一括購入して各生産者が使用しているので、一定の栽培水準を保ち、コストを抑える工夫もしています。
おきたま興農舎
2011年度より直営農場を15ヘクタール作り、特別栽培米を栽培しているそうです。
また、土壌改良剤として地域で採掘される粘土鉱物を使用しています。それは、作物を健全にし、野菜の日持ちを良くする、有害物質を吸収させないなどの特徴があるそうです。