食べる・学ぶ・作る

太陽油脂 親子せっけん学習会 

石けん学習会1

梅雨明け間もない7月30日、夏の太陽が照りつける中、京浜急行 子安駅 にある太陽油脂(株)の工場見学に行ってきました。

大人13人、子ども20人、委員会メンバー他スタッフで総勢42人。今までにない大人数の工場見学となりました。ご参加下さったみなさん!どうもありがとうございました。

午前10時開始。まずは太陽油脂の紹介VTRを鑑賞。続けて、石けんについての説明を聞きました。

このあと、工場見学に行きました。3班に分かれて、固形石けん、石けんシャンプーなどの液体石けん、リンスなどを作る工程や、袋詰めする装置などを見て回りました。

固形石けんは常温で、液体石けんでも90℃以下で作ることが出来るので、エネルギーが少なくて済みます。つまり、作り方も環境に優しいのです。

工場見学から戻って、さらに石けんについて学びました。

石けんの性質

石けん水に酢を入れると白く濁ります。石けんは酸と反応して、油に戻る性質があるからです。酢の物を入れた食器を洗う時には、まず、水で流してから石けんを使って下さい。

この性質のおかげで、もし間違って石けん水を飲んでしまっても、胃酸で元の油に戻りますから、危険なことはありません。これに対して、合成洗剤は有害ですから、間違って飲んでしまったら、すぐに病院に行きましょう。

また、石けんは薄くなると油を離す性質があります。洗う時は、泡立つ量の石けんが必要です。食器洗いは、流水すすぎでお願いします。

さらに、ミネラルとくっつくとカルシウム石けんに変身します。洗濯物に白いかすのような汚れが付くと言われますが、これがカルシウム石けんです。髪の毛がごわつくというのもこれが理由のようです。

洗濯をする時、とくに夏は汗をかくので、予洗いを入念に。酸素系漂白剤の使用もお勧めします。シャンプー後の酸性リンス使用もお忘れなく。

太陽油脂の取り組みについて

太陽油脂は、2011年3月RSPO(持続可能なパーム油への取り組みのための円卓会議)に正会員として加盟しました。そのしるしとして、このマークが製品に付けられています。
RSPO

このほか、石けん教室や工場見学などの地域貢献活動や、工場での太陽光発電も行っているそうです。

こねこね石けんワークショップ

マルセイユ石けんをよくこねて、星形か月形の型に入れて形を整えたら、星や花の色紙を張り付けて完成。

おうちに帰ったら、暫く乾燥させてマイ石けんの出来上がりです。

自分で作った石けんで、きれいに手を洗って下さいね。

皆さんの感想(抜粋)

🙂 石けん作り、楽しかった。工場見学させてもらってすごくいい体験でした!!

🙄 子どもと楽しめました。環境に良いものを使いたいと思います。石けんがチーズみたいに熟成されるものとは思いませんでした。

😀 ついつい合成洗剤のほうが汚れ落ちがよい気がして使ってしまうことがありましたが、その度に手などにかゆみがあったのでやはり石けんに切り替えたいと思いました。

by くらしを考える委員会

太陽油脂の生産者情報はこちらからご覧になれます