太陽油脂 親子石けん学習会報告
7月26日(水)連日の猛暑の中、太陽油脂親子石けん学習会が行われ、
大人13名、子ども11名合計24名が参加しました。
まずは太陽油脂・堀さんのお話しです
堀さんは
「なぜ石けんはやさしいのか?」
と皆に問いかけ、それには4つの理由があると教えてくれました
【理由1】
石けんは今年で5000才。5000年の中で肌や環境へのトラブルをおこしていない
【理由2】
石けんは食べられる物から作られる
【理由3】
石けんを作る温度が自然な温度で、作る時に環境負荷がかかっていない
【理由4】
使い終わった石けんは最終的に海へ流れるが石けんは海水と反応してカルシウム石けんとなり、魚のエサになって環境にやさしい
堀さんの石けんのお話しのあとは工場見学です
見学コースに沿って、固形石けんや基礎化粧品、液体せっけんができるまでを見学したり、タイの伝統工芸のカービングという石けん彫刻を見たりしました。
太陽油脂は横浜市のSDGs認証制度(Y-SDGs)で「最上位supreme」に登録されているそうです。
工場は清潔で整理整頓されていました。
工場見学のあとは楽しい実験タイムです
実験1.
石けん液と酢を薄めた水を混ぜるとどうなるか? → 白いかたまりが出てくる
この白いかたまりは原料の油
混ぜたお酢は酸性で混ぜると中和反応が起き、原料に分解される
だからサラダに使うドレッシング、マヨネーズ等はそのまま石けんで洗うと油となってべたつくので、最初に水で簡単に洗い流してから石けんで洗う
実験2.
水とパームオイル(油よごれを表現)を混ぜると、かき混ぜても油は上の方に浮く。ここで石けんを入れるとどうなるか? → 油が水に溶ける
これは石けんの汚れ落ちが良い証拠
実験3.
粉石けんと合成洗剤の粉状洗剤に光(ブラックライト)を当てるとどうなるか?→ 石けんは白く見えるだけだが、合成洗剤は青く光る
これは蛍光漂白剤が入っている為
蛍光漂白剤は水の中でも分解されない成分で魚の体に残留し続けてしまう
最後に
「太陽油脂の石けんは自然由来100%にこだわっています
石けんを使う人が増えると、地球温暖化がおさえらます」
と締めくくられました。
参加者から
★石けんの安全性・生態系への影響等が良く分かった
★ひまわり油とココナッツ油・オリーブ油を使っていることが分かった
★油がおちにくい理由がわかった
★使用するオイルによって性質の違う石けんになるのがわかった
★石けんは万が一、飲んでも大丈夫とわかった