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「からだにいい洗濯術」

合成洗剤追放神奈川県集会 参加報告

からだにいい洗濯術
合成洗剤追放神奈川県集会 参加報告

11月26日(日)かながわ県民センターにて、合成洗剤追放神奈川県集会に参加してきました。集会は一年間の活動報告・方針の発表の後、基調講演「カラダにいい洗濯術」が催されました。

石けん主体のクリーニング屋さん

講師の茂木孝夫さんは町のクリーニング屋さん。せっけんを使った洗濯を広める活動をされています。

お子さんの一人が重度のアトピー性皮膚炎で大変な思いをしていたところ、生協主催の「合洗洗剤と石けんの違い学習会」の説明を聞いて衝撃をうけたそうです。それから環境や体に悪い合成洗剤をやめ、店でも家庭でも石けんの洗濯に切り替え、ドライクリーニングの使用を最小限にしているとのことです。

茂木さんは「クリーニングに出す洗濯物の半分以上は家庭で洗えます」と言います。ドライマークは「ドライクリーニングも可能」を意味し、「ドライクリーニングしかできない」ではないことに驚きました。そしてドライクリーニングは水溶性の汚れがほとんど落ちない上に、同じ溶剤を繰り返し使うので臭いや黒ずみをかえってつけてしまうことが多いそうです。しかも溶剤は作業する人が特別な健康診断が毎年必要なほど石油由来の危険な有害物質であり、シックハウス症候群に似た症状を起こすことがあります。

ドライクリーニングをした衣類は室外で半日以上陰干しをしてから着用するなど注意してほしいとのことです。ダウンコートや羽毛ふとんも、石けんを使って家庭で洗え、「おしゃれ着用洗剤」も不要とのこと。

ところが多くのお店では石けんの洗濯は手間や時間がかかり、コストも見合わないことやトラブルを嫌って早くて安いドライクリーニングを優先しています。

ナチュラルコープも石けん派

合成洗剤の多くは有害な化学物質を含み、発がん性やアレルギー疾患の原因になると国立環境研究所でも公表しています。

石けんは合成洗剤よりも洗浄力が強く、生乾き臭もしません。また脱脂力・浸透性が弱いので繊維が硬くなりにくく、自然な肌触りを感じられます。

地球や人にやさしい「石けんの使い方」についてくらしを考える委員会はこれからもお伝えします。     

(くらしを考える委員会委員長 工藤)

ナチュラルコープの日用品についてはこちらからご覧いただけます