食べる・学ぶ・作る

グリンリーフの食材セット 学習&試食会報告 

— 西エリアフレンズ主催 

グリンリーフの食材セット
グリンリーフの食材セット 

 組合員さんから要望の多かった食材セットが今年度ついにカタログに登場しました。戸塚地区センターにグリンリーフ開発営業部の田頭さんをお迎えして、農場の様子や食材セットの生産についてお話を伺いました。

グリンリーフ開発営業部の田頭さんは、京都のご出身。農業がやりたくてグリンリーフに入社されたそうです。
—グリンリーフ開発営業部の田頭さんは、京都のご出身 農業がやりたくてグリンリーフに入社されたそうです—

食材セット急成長の理由

 2014年から食材セットを始めました。

 はじめは専用の加工場がなく、夜間空いている加工場を使って野菜の加工やセット作業をしていました。食材セットはこのところ供給が大変伸びていますが、その理由としてあげられるのが「料理に時間がとられて負担。調理時間を短縮したい」という声です。「半端な食材が残らないのでフードロスの削減になる」「メニューが決まっているので楽」との声も聞かれます。

好まれるのはどんなセット?

 皆さんカタログの説明をよく読んで注文してくれます。扱いが面倒な野菜や珍しい野菜が入っているセットは好まれるようです。加工度を上げ過ぎず下げ過ぎず、程よく手作り感が味わえるセットを目指し開発しています。

 (株)グリンリーフはどんな会社?

◆群馬県昭和村、赤城山山麓に立地し、有機農産物の栽培、加工、販売に取り組んでいます。経営理念は「感動農業・人づくり・土づくり」。

◆こんにゃくの栽培からスタートし、現在は有機こんにゃく、有機ほうれん草、有機白菜、有機大根など多品目の野菜を栽培、加工しています。

農業の6次産業化

◆野菜は価格変動が激しく経営が安定しません。例えば今年の夏は猛暑で不作となり価格が高騰し、秋は豊作で価格は下落しています。私たちは野菜を作るだけでなく加工して価格を安定させようとグリンリーフを立ち上げました。

◆「生産、加工、販売」すべてに取り組む、いわゆる農業の6次産業化です。こんにゃく芋の生産だけでなくこんにゃく工場を作って製品にし、さらには調理済みの加工品を開発しました。商品にならない大根、白菜は加工して漬物に、伸びすぎたほうれん草などは冷凍野菜に加工します。そして2014年からは食材セットの取り組みを始めました。

労働環境の整備

◆タイ、ベトナムからの実習生を受け入れ、寮を完備したり出身国で家庭訪問をするなど安心して働ける環境を整えています。社内託児所も整備しました。

食の安全

◆カット野菜は井戸水で5層バブリング洗浄。自社栽培基準に基づく顔の見える生産者からの野菜。

食べてみての感想は?

グリンリーフの食材セット
—どれもとても美味しいです—

「彩り野菜と国産豚の黒酢酢豚」や「白湯水餃子スープ」など5種類のセットを試食し、参加者の皆さんから感想をいただきました。(抜粋)

◇会社の理念・考え方が良いと思いました。だから良い製品が作れるのですね。

◇子育て中です。メニューを考えるのが面倒な時に使っています。賞味期限が短いですが、冷凍でない生の良さがあります。

グリンリーフの生産者情報はこちらからご覧いただけます