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【委員会だより】共生食品の工場見学に行ってきました by 商品委員会

委員会だより;共生食品

2月24日、商品委員会で 冷凍釜揚げうどん、むし焼そば、春巻きの皮、餃子の皮などでお世話になっている、共生食品の工場見学に行ってきました。

「共生食品」という社名は、「自然との共生をめざした食作り」から来ているそうです。それだけで、どんなコンセプトで食作りをしているかわかります。

ちなみに、社長さんは、1986年、中曽根総理大臣時代にまとめられた、日銀総裁の前川レポート「日本農業不要論」に憤慨し、「地域農業を守っていきたい」と、岩手県に33haの自家農場を購入したそうです。気骨のある人ですね。

・。+☆+。・゚・。+☆冷凍釜揚げうどん゚・。+☆+。・゚・。+☆

100%北海道産小麦を使って、昔ながらの製法で作っています。工場で作りながら昔ながらの製法で、というのは違和感があるかと思いますが、実際にそうなのです。
小麦粉の品種や、その日の気温、湿度によって、捏ねたり、茹でたりする時間設定を変えて、水の量も調整しています。これをするのとしないのでは、うどんの出来が全く違うそうです。まさに、職人技です。
また、捏ねた麺を一気に薄くせず、徐々に薄くするなど、機械にも工夫をこらしています。細いうどんにするのも、チューブの様に押し出すのではなく、包丁切りをしています。
それでも、まだまだ発展途上とのこと。素材を吟味し、手作りの昔ながらの製法を考えながら、常により美味しくなるように努力しているそうです。

・。+☆+。・゚・。+市販の冷凍うどんとの違い゚・。+☆+。・゚・

使っている材料が違います

共生食品は100%北海道産小麦で添加物は使っていません。

製法が違います

共生食品は、小麦粉の種類、その日の気温や湿度を見ながら昔ながらの製法で作っています。一方、一般の市販のうどんは、真空状態の中で気温や湿度の影響を受けないようにして作られています。

味が違います

某コンビニエンスストアで買ってきた冷凍うどんと、共生食品の冷凍うどんを食べ比べさせてもらいました。市販のうどんは、塩気は強いけれども、深い味がありません。共生食品のうどんは、味わい深く美味しかったです。

 

 ゚・。+☆+。・゚・。+商品委員の感想・後記゚・。+☆+。・゚・。+☆

😆 「添加物AとBは、それぞれ問題がないと言われていても、両方を同時に食べた場合に問題がないかどうかは不明なので、会社としては添加物は使わず安心できる食品を作っていく」という方針を工場長さんからお聞きし、うれしくなりました。

😀 商品を利用することが、このようにまじめなメーカーさんを応援し、ちゃんとした商品が日本に存在することに繋がります。食べ続けることが、大げさではなく、国内の食糧自給率の向上、地域農業の活性化に繋がるし、なにより自分の家族の健康に良いし、美味しいです。たがが“うどん”“焼きそば”などと思わずに、しっかりと見る目を持って自分の意志で買うもの選択していきたいと思いました。

😉 朝2時から出勤して作り始めるうどんと焼きそば。この日にお伺いした10時ころには焼きそばの製造は終わっていました。冷凍釜揚げうどんの見学のみになりましたが、焼きそばも同じ方針でしっかりと作ってくださっています。

😛 冷凍釜揚げうどんは、茹で上がったものを冷凍してあるので、調理時はただ出汁と一緒に温めるだけでOKって知りませんでした。美味しくて便利ですね!

食いしん坊通信 voi.18 by 商品委員会より