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ネットで注文🍅農薬化学肥料不使用野菜🥬神奈川県産のNO-RA～農楽～農を楽しむ 千葉さんの畑 力になり隊農家見習い日記🚙💨
まだ暑さの残る9月後半に、愛川町のNO-RA千葉さんの畑を訪問しました。ナチュラルコープとしてもコロナ禍もあってか４年ぶりの訪問とのこと。ここ数年ナチュラルコープで、農薬を使っていないのにとてもきれいな美味しい野菜を求めやすい価格で提供してくれるNO-RAさんにとても興味がありました。
どういった栽培方法であの美味しいきれいな野菜を提供してくれているのか、実際に見てみたいという強い希望があり、個人的にお邪魔したいとも考えていましたが、今回私が商品委員会に入って初の畑訪問で希望を叶えていただきました。
🥕農薬不使用なのにとてもきれいな野菜の理由🥒
まず一番知りたかったのは、農薬を使っていないのにとても野菜がきれいな理由です。
虫がつかないようにがっちりネットで囲ったり、ビニールハウスで栽培しているのかと色々想像していました。
実際千葉さんにお話を伺ってみると、ビニールハウスやネットで囲うことはしない、一切水もあげない(！)のだそうです。
ポイントは緑肥による土作り🌱
緑肥🌱とは、植物そのものを肥料として利用すること。ただ雑草を漉き込むなどではなく、ヘイオーツ（緑肥用のえん麦）やソルガム、セスバニア、クローバなどの８種類の緑肥を、線虫にはヘイオーツなどと作りたい土、作りたい野菜によりマニュアルがあり、何を植えるかなど土の状態に合わせて漉き込む緑肥を選んで育てて、栄養豊富で害虫に強い土づくりをしてから、野菜を育てるのだそうです。
害虫が付かないように農薬を撒くのではなく、土自体をいい作物が育つよう作っていくという土作り。
そうは言っても、いい土を作って野菜を育てても、やはり虫食いだらけになってしまうときもあるそうです。そういう時は潔く諦めてその野菜は畑に戻す、捨てるのではなく、またその野菜たちが畑の栄養となり、緑肥の土作りと合わせ、次によい野菜が育つように進めていくのだそうです。
あの美味しさの秘密のひとつは、この緑肥🌱ですね！
千葉さん曰く、
「うちの野菜はスパルタで育てています🥬」
水を与えないと野菜は強くなる。雨降り前に苗を植えるなど自然環境を利用して水撒きはしないのだそうです。
近くの丹沢農場（ナチュラルコープも豚肉や加工品を取扱っている）から動物性の肥料を仕入れていますが、それは緑肥を育てるのに使用し、野菜を育てるときは動物性の肥料は使っていないのだそうです。肥料によっても、農作物の味が変わってくるので、千葉さんは植物性を選んでいるそうです。
愛川町も農業従事者の高齢化により、休耕地が増えているので、千葉さんは休耕地を借りて色々な野菜や大豆、麦など種類を増やしていく方針で、廃業する酪農家の後を引き継いで酪農もやろうなど、愛川町の中で循環する農業をどんどん実現しようとしています。
美味しい安全な野菜で、日本の農業を盛り上げていって、ひいては日本の第一次産業を自給率アップする仕組み作りに取り組まれているとのワクワクするお話。
日本人の賃金がこの３０年間ほとんど上がっていないなど経済成長が鈍化、日本の食料自給率は38％（2022年度カロリーベース農林水産省ホームページより）と低く、これからの日本はどうなっていくのだろうと不安な気持ちでいましたが、このような若い生産者が新しい農業に取り組み、希望を持って生産者の生活も安定する仕組みが創生出来れば、未来に希望が持てると感じます。楽しい農業を体現している千葉さんのところには、多くの若い就農希望者が研修で働いていました。
他にも色々盛沢山なお話が聞けて、もっとお話を伺いたいところでしたが、それはまたの機会にということで、今回のお話もこの紙面では足りませんが、組合員の皆さんに農薬や化学肥料に頼らない野菜作りにさらに興味を持っていただけたら嬉しいです。
ナチュラルコープヨコハマの趣旨ともあった地産地消NO-RA千葉さんの美味しくて安全な野菜を、これからも沢山いただきたいと心新たにしました。
みなさんは、NO-RA千葉さんの野菜召し上がったことありますか？
美味しさの秘密を知ると、もっと食べたくなりますね。
🍆千葉さんの畑🐸
農薬を使っていない畑には、小さなアマガエル🐸やヨトウムシ🐛、栄養たっぷりそうな大きなコオロギがいました。普通は害虫として嫌われるヨトウムシさえも糞が栄養になり栄養豊かな畑を構成しているメンバーだそうです。
畑のなすを見ると、やっぱりふつうに虫食いがありました。その中できれいなもののみ提供してくれていて、出荷できない野菜が沢山あっての、あの綺麗な野菜たちが私たちの食卓に届くと思うと、感謝していただくとともに、ますます応援したくなります。
力になり隊農家見習い日記 ナチュラルコープ商品委員会より
