食べる・学ぶ・作る

2012年親子石けん学習会

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石けん学習会

はじめに太陽油脂の長谷川さんより実験を交えながら石けんについてのお話を聞きました。

★石けんの発見は偶然から

油にもいろいろな種類があるそうです。石油は食べられない油ですが、石けんは食べられる油から作られます。ローマ時代に羊肉を焼いた油が溶けて、灰と混じって出来たのが石けんの始まりです。

★石けん工場を実験で再現

工場で2時間かかる工程をペットボトルで30分で作りました。ペットボトルには油が入っています。そこに水酸化ナトリウムを入れると油は上に、水溶液は下に沈み分離しますが、それを振れば石けんになります。早くできるように焼酎が1パーセント入っています。

★石けんは環境に良いことを証明

石けんと合成洗剤の違いがよくわかる実験をしました。
石けん水に酢を入れると原料が分解して油が浮いてきます。これは石けんが元の原料にもどりやすいことを示します。合成洗剤を溶かしたものに酢を入れてもそうはなりません。
また、石けんは40℃位で作りますが、合成洗剤は500℃で作る事も、環境に排出されても分解されにくい原因の一つだそうです。

石けん工場見学

見上げるほどの大きな原料油脂タンクの原油が精製され、石けんや業務用油の原料になります。
液体石けんの工場、固形石けんの工場、化粧品の工場と順に見学しました。油とアルカリの配合を変えて、肌にやさしくしたり、時間をかけて熟成したりと、丁寧な生産工程が見られました。

オリジナル石けん作り

最後は手作りハーブ石けんに挑戦です!
石けん素地に少量の水、ハチミツ、ハーブオイルを混ぜてよく捏ね、好みの型で整形します。ドライフラワーで飾って「私だけの石けん」が出来上がりました(*^_^*)