ナチュラル語り

生産者 だより 千葉北部酪農(八千代牛乳)より

・・・三月、突然の一斉休校により、牛乳が大量廃棄の危機に直面しました。ナチュラルコープでも購入支援を呼びかけ、組合員の皆さんからたくさんのご支援がありました。その後、農場の状況は落ち着いたのでしょうか。経過と近況をお聞きしました・・・

2020年6月千葉北部酪農 八千代牛乳1

いつも千葉北部酪農の八千代牛乳、ヨーグルトをご利用いただきありがとうございます。また、この度はコロナウィルスの影響で休校となった3月4月5月に、ナチュラルコープヨコハマの皆様に沢山のご利用、ご支援頂き本当にありがとうございます。

千葉北部酪農協は近隣の小中学校、特別支援学校、幼稚園、保育園等100校余に給食用の牛乳を供給しています。そしてその売り上げは全体の3割程度になります。今回休校となり、売り上げはもとより日々生産される牛乳が行き場を失い、廃棄の危機に直面しました。

そんな中ナチュラルコープヨコハマの皆様に積極的に利用して頂き、大きくご支援いただきました(表1参照)。生産者にとって一番いやなことはせっかく生産した牛乳が捨てられてしまうことです。お陰様で何とか廃棄に至らず、6月から徐々に学校給食も再開されほっとしております。本当にありがとうございました。

千葉北部酪農ナチュラルコープへの販売数

しかしながら全国的には飲用で消費しきれなかった牛乳が発生しています。その牛乳は加工品(バターや脱脂粉乳など)になり残念ながら酪農生産者の手取りは減少してしまっています。(加工用の牛乳評価格は飲用の6割程度になってしまいます)。

一般的に牛乳は長期保存ができません。また、牛は栄養をとるため草をお腹の中で発酵させています。その時に熱が出るので夏がとても苦手です。

毎年、暑さの為牛乳の生産量が自然に少なくなります。いつもの年ならば8月は夏休みですが、今年はお盆明けから学校が始まるようです。今から8月後半より9月10月は牛乳が足りなくなるのでは?と予測されています。

コロナウィルスの感染については再び増加傾向との報道もあり予断を許さない状況です。組合員の皆様、配達される職員の方ナチュラルコープヨコハマの皆様におかれましても、感染予防に留意され、健やかにお過ごし頂きますようお祈り申し上げます。共にこの状況を乗り越えましょう。我々も最大限の注意を払い、生産に努力してまいります。

変わらずのご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

千葉北部酪農(八千代牛乳)さんより

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