ナチュラル語り

ナチュラル語り 美味しいお米の秘密 ライスランド大潟

ナチュラル語り:ライスランド大潟

取扱い

通常品・予約品
「直送ミルキープリンセス」白米
「直送あきたこまち」白米・無洗白米・胚芽米・玄米

環境

男鹿半島の付け根にあった八郎湖を干拓して50年前に作られた大潟村は広大な平地です。海に近くて防風林以外は風を遮るものが無く、気象条件によっては海からの強い西風が吹き抜けます。男鹿半島の山々の湿った空気の影響から局所豪雨が発生することがあります。
圃場は綺麗に整備され作業性は良好です。しかし元湖底の軟弱地盤という特性のせいで、毎年圃場を平らにすることに大変労力を割いています。
初夏はトンボが大量発生し、猛禽類の種類が増えました。タヌキやキツネも生息しています。

栽培方法

慣行栽培では18cm間隔(60株/坪)で稲を植えるところ、27cm間隔(37株/坪)と大きくあけた疎植で栽培しています。疎植栽培には収量の低下や天候による減収のリスクがありますが、稲が本来の生命力を発揮し、健全に生育する事が出来ます。株間を大きく取ることで根張りがよくなり頑健な稲に育つ他、日光を沢山浴びるため光合成能力が向上します。
日当たりや風通しの良さが病気を予防しますので、殺菌剤などの予防的農薬が不要となります。おかげで6月の除草剤のみに限定でき、慣行栽培と比べれば使用農薬は1/4程度です。
圃場では有機質肥料を大量に投入して土中微生物の活性化を図ったり、土壌管理の試験も行っています。

やりがいと苦労と

台風による塩害で収穫が半減したり、爆弾低気圧による暴風でビニールハウスに大被害を受けたこともあり、天候への危機感が常にあります。努力しても最終的に大自然の前には無力です。
老朽化して独特の癖を持ち始めた農業機械を使いこなし、自力で面倒を見て維持していく事は、負担もありますが楽しみでもあります。
一番の問題は慢性的な腰痛で、酷くなると仕事が出来ない程です。省力化に向けたシステム変更の模索など課題は山積みですが、お米は年に一作、今後作れる回数も限られてきます。美味しいお米ができたなら、それが何よりうれしいです。

味じまん

 あきたこまち
春は遅く冬は早い北の秋田でも作れる良食味米として誕生しました。栽培期間が短い早生品種として全国で栽培されていますが、秋田県の気候でじっくり育てて品種完成された「あきたこまち」は、やはり秋田県産が美味しいです。粘りが強くて艶がありコシヒカリにも負けない食味を持ちます。
ミルキープリンセス
「あきたこまち」以上に粘りの強いちょっと独特な食感と旨みが特長。もち米とうるち米の中間の性質で、粘りとツヤに優れ、冷めても柔らかさを保ちます。

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