米粉で作ってもおいしい料理 南エリアイベント報告
いつも小麦粉で作っているレシピを米粉で作ってみましょうと、南エリアフレンズ会主催による料理教室が田浦コミュニティセンターで開かれました。どのメニューも小麦粉に置き換えて作ることができ、米粉の良さが光る品々に仕上がりました。
まず米粉について知る所から
エリアフレンズさんから米粉に関する基本的な知識を教えていただきました。
米粉が注目されている理由
①グルテンフリーで、小麦アレルギーの人でも安心
②近年、小麦粉や小麦製品の価格が高騰している
③製粉技術の向上により、微細な粉にできるようになり、用途が広がった
米粉の特性
・血糖値の上がり方が緩やかで、腹持ちが良い
・栄養価が高い
・油の吸収率が少ない
・食料自給率に貢献でき、水田を守ることにつながる
では調理を始めましょう
ナチュラルコープで取り扱い始めた「国産米粉」と、「お米で作った簡単パンミックス」を使い、7種類のメニューを作りました。
米粉を使うと、ダマになりにくいのでシチューのとろみ付けが簡単にできたり、油と合わせるとカリカリになったりと、驚きと発見の連続で調理しながらの会話も弾みました。
ꕤ.。本日のメニュー。.ꕤ
◇米粉ホワイトシチュー
◇米粉お好み焼き
◇蓮根と豚肉のカリカリオリーブオイル焼き
◇米粉ポテトフライ
◇米粉ドーナツ
試食タイムでは食料問題を心配する声も
「輸入の粉より国産の粉を使う方がCO2の排出が抑えられるからいいですね。」
「食料自給率の観点からも、国産の粉を使いたいです。」
など、試食しながらの話題には、日本の食糧問題や、地球温暖化を心配する声も出て様々な点で勉強になる会でした。
小麦粉並みに進化した米粉
従来の米粉は小麦粉と比べて粒が大きく粗い形状をしていて、団子やお餅には適しても、パンやケーキなどの小麦粉で作る製品には不向きでした。
パンやケーキを作るためには、粒子が細かく、でんぷん損傷度が低い米粉が必要です。新潟県では製造方法の研究を重ね、特別な微細製粉技術を開発。この技術をもとに新しい用途に適した高品質な米粉を提供できるようになりました。(新潟県HPより引用)